フィクションと劇場型犯罪の世界

フィクションの中では純粋に楽しめる

 一般的に現実で引き起こっているような劇場型犯罪を「面白いぞ」と楽しみながら見るのは、おそらく殆どの人が、人としてどうかと思うという感想を抱くだろうが、フィクションの中の世界でのことであれば、純粋に楽しめ、また社会が抱えている構造や、そう言った事件によって引き起こる、社会の問題性について考えなおすいい機会になることから、娯楽としても、勉強としても良い物があったりする。勿論中には単純に娯楽にとっかしたものなどもかなり多く存在しているが、ミステリ小説を読んで楽しむのと同じように、これらのクライム・サスペンス、はたまた劇場型犯罪をモチーフにしたフィクション作品を楽しむことは決して悪いことでは無いかと思う。

 そこでこのページでは具体的にどんな作品が、面白く、そして劇場型犯罪をテーマとして取り扱ったものとして、有用なのか、二局面から作品を絞ってみようかと思う。しかし、小説に関しては、全く読まないという人もイルかもしれないので、各人調べて読んでいただきたいと思う。

実際の事件をモチーフにしたものもあるが

 まず、一言注意しておきたいのが、こういった劇場型犯罪を取り扱った作品の中の幾つかは、完全にフィクションというわけでなく、中には実際の事件から着想を得て作られた作品もあるということだ。勿論、これらは、被害者などを考慮して名前を伏せてあるものや、モチーフ自体は同じでありながらも、事件名や、細かい部分などが異なるという扱いにしていることがある。

 こうしたものに対してイタズラに不謹慎だと声を上げる人もいるにはいるが、それはある意味では、フィクションの世界に切り裂きジャックを出して、「死んだ人もいるのに不謹慎だ」とやるようなものである。実際にイギリスはそれをある種の観光事業にまでしてしまっている節もあることから、そう言った批判を行うのであれば、まずは元祖本元から批判をぶつけるというのが筋だろう。

 しかし、確かに、中には実際の事件を、イタズラに享楽的に取り扱っている作品もあり、これに関して何らかの主張によって排除するべきだとは思わないが、せめて、見る前に気分を害する可能性があるという情報は知れるべきなのではないかという思いもある。

 もしもそう言った作品などを見るときには、是非インターネットなどで検索してみるなどの対策を講じて、事前にどういった作品で、気分が悪くならないかどうかという物を、確認してから見るようにして欲しい。それを、製作元に抗議する形で表明するなどという馬鹿なことはどうかやらないようにしよう。

実際の事件をモチーフにしたものもあるが

 まず、一言注意しておきたいのが、こういった劇場型犯罪を取り扱った作品の中の幾つかは、完全にフィクションというわけでなく、中には実際の事件から着想を得て作られた作品もあるということだ。勿論、これらは、被害者などを考慮して名前を伏せてあるものや、モチーフ自体は同じでありながらも、事件名や、細かい部分などが異なるという扱いにしていることがある。

 こうしたものに対してイタズラに不謹慎だと声を上げる人もいるにはいるが、それはある意味では、フィクションの世界に切り裂きジャックを出して、「死んだ人もいるのに不謹慎だ」とやるようなものである。実際にイギリスはそれをある種の観光事業にまでしてしまっている節もあることから、そう言った批判を行うのであれば、まずは元祖本元から批判をぶつけるというのが筋だろう。

 しかし、確かに、中には実際の事件を、イタズラに享楽的に取り扱っている作品もあり、これに関して何らかの主張によって排除するべきだとは思わないが、せめて、見る前に気分を害する可能性があるという情報は知れるべきなのではないかという思いもある。

 もしもそう言った作品などを見るときには、是非インターネットなどで検索してみるなどの対策を講じて、事前にどういった作品で、気分が悪くならないかどうかという物を、確認してから見るようにして欲しい。それを、製作元に抗議する形で表明するなどという馬鹿なことはどうかやらないようにしよう。

ヴィランとしての起用も

 先程紹介したように、それらの劇場型犯罪を行う犯人をヴィラン(悪役)として取り扱う事もあるが、逆に、ダークヒーローとして取り扱うものなども存在している。特にヒーロー物で有名な物を上げるとバットマンなどがまさにそれで、ある意味劇場型犯罪とも言える暴力行為を正義と称して正当化しているというのも、一部当てはまるところがあるだろう。また、バットマンの悪役であるジョーカーも非常に芝居がかった劇場型犯罪を行う事があるが、こうした悪と、正義とは言えないものという対比なども、一種の魅力だと言えるだろう。

劇場型犯罪によって浮き彫りになった問題を取り扱う

 フィクションの世界では劇場型犯罪によって浮き彫りになった問題を取り扱うこともある一方で、その意図が、実際の事件によって生じたものとは別のものであるという場合もある。例えば、実際にその事件を取り扱った作者がそれ自体を誤認している場合や、また、一種のファッションとして取り上げている場合、そして、実際にその事件から受け取った問題が、一般的に想像できるようなものとは違うといった事象がある。しかし、殆どの場合が、元になった事件の関係者から怒られるような表現は極力抑えつつも、社会への反響や、それにより生じた問いかけなどはなるべく損なわないようにしているものが多い。

どんな作品がオススメか?

 特に日本の作品では、もっとも古いものだと、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズなどが、上がるだろうし、

模倣犯や、犯人に告ぐなどといった作品も非常に素晴らしいのだが、それ以外に小説で、これらのテーマを取り扱っていながら面白いという作品はあまり知らない。

 実のところ、これらのテーマを内包したものは、基本的に様々な人物や事柄が入り乱れる群像劇となることが多く、小説であるとそれを描く為にかなり熟練の技術が必要となるため、それを持ち合わせている人物が非常に限られてしまうという問題もあるのだと思う。そうなると、漫画やアニメ、はたまた映画という映像を使った媒体という事になるかと思うが、この中にも非常に出来の良い物が数多く

アニメやマンガだからとバカには出来ない

 特にマンガに関しては、最近実写化も決定した予告犯などが非常に評価が高く、また内容なども今の社会問題や、サイバー犯罪に関する知識を盛り込んだ上で、しっかりと消化しきっているものである上に、サスペンス娯楽としてもかなり一流の実力を持っているといえるだろう。

 特に、作者の筒井哲也氏に関しては日本だけでなく、フランスなどでの評価も非常に高く、またホームページにて公開していたマンガの評価が異常に高かったことから、趣味で書いていたマンガに関しても連載が決定するなどと言った非常に実力のある漫画家の一人なのである。また彼が書いた『ダズハント』、『リセット』、『マンホール』と言ったマンガも、非常に社会に対する問いかけが各所に感じられる作品となっており、こちらもかなり評価が高い。

 アニメなどだと、神山健治氏の監督作品である「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX『笑い男事件』」や「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」そして、「東のエデン」といった作品も非常に良く、特に攻殻機動隊の方に関しては、政治的な内容が多分に含まれている為、人によっては一回見ただけでは、内容が理解できないほど重厚な作りの作品になっています。